指輪

 

結婚指輪を買った。金とシャンパンゴールドの二連で肌に馴染んで見える。少しずつデザインは2人で異なり、完成までに2ヶ月弱ほどかかった。

 

着けていると、なんとも言えない感覚を覚えた。安心感や誇らしさといったものだ。驚いた。

まさか自分がこんな指輪に何かを喚起されるとは思わなかった。意味するところは明らかだろう。結婚というシステムの肯定だ。

 

もちろん、デザインが気に入っているという点も大きいだろうが、それだけではないような気がする。5年前に、単にお気に入りのアクセサリをつけたとき以上のものだ。

 

これがなんなのか、もう少し考えてみたい。

ぼくは結婚に何を求めているんだろうか。