時計じかけのオレンジ

 

映画の感想 

刺激的な映画だ。セックス、暴力、音楽というおよそ人間にとっての欲望、快楽を余すことなく描く。この映画を見ることで、人間というものの自由さと不自由さを知ることができる。ソ連を思わせる近未来普遍的な社会を背景にして、物語は展開されるが、いちいち出てくる建物とか構造物が格好いい。大変面白かった。

 

ウルトラセブンの感想

ウルトラセブンをみてると、時代感覚がいまと異なるので見ていて面白い。例えば「勇気ある戦い」では、ダンが手術を受けることを不安に感じる少年にこう語りかける。「なぜウルトラ警備隊が全力で戦えるか知っているかい。それはね、人間の作ってきた最高の科学を信じてるからなんだ。」。希望の時代だったんだと思う。思えばウルトラセブンはロボット系の侵略者にはすこぶる弱い。今回も車を回収するロボットだったが、アラシ隊員の武器を利用することで辛くも勝利している。またキングジョーにもまた敗北している。ウルトラセブンはロボットに弱い。それは科学には負けるということなのか。今回の最後のカットは破壊されたロボットが夕陽に影になっている光景だった。