2014年フランス旅行

フランス2日目

 

起きた。まだ7時だ。夜中に2時くらいにウンコしに起きたから、あまり寝られてないのでないかと思う。しかし、時差ボケかなんなのかわからないが、眠くなかった。兄も同様に起きていた。2人してベッドの中でiPhoneをいじっていた。8時くらいになって、妹が起きたので、ホテルの朝ごはんを食べにいく。もちろんヴィッフェスタイルでパンが七種類くらいあり、卵とソーセージ、ヨーグルト、ハムとチーズなど他、色々あった。イタリアの方がクロワッサンは美味しかったが、固いパンは文字通りフランスの方が美味しかった。小麦の風味が濃いのである。チーズもまたうまい。コーヒーもうまい。それ以外はまあ普通である。明日はゆで卵を食べようと思う。

部屋に戻る。9時くらい。みんなでゴロゴロする。9時半に出ようとなったが、ゆうりちゃんが寒いとか荷物がかさばるとか色々いって、結局出たのは10時過ぎだった。

まず、ナシオン駅に向かう。地下鉄の一週間フリーパスみたいなのを作る予定だったが、ナシオン駅には窓口がないため作れず、貸し自転車でリヨン駅に向かう。リヨン駅はかなり大きく立派だった。中は鉄骨でまさに近代建築といった感である。そこから地下に入り、窓口でフリーパスを買う。言葉は通じなかったが、想いは通じるものだ。そこから、3駅先のシャトレ駅に出る。歩いてシャンジュ橋を渡り、シテ島に入る。ノートルダム大聖堂を見る。んー、壮麗。長蛇の列に並び、意外と時間かからず中に入る。素晴らしかった。ステンドグラスがほぼ南中した太陽を浴び燃えるような色彩をはなっていた。中を一通りまわって外に出る。大聖堂の屋上に上がりたかったが、それには長蛇の列、しかも一向に進まないに並ぶ必要があった。諦めて一本路地に入ったカフェでお昼ご飯をいただく。サンドイッチだ。兄はチキン、妹はチーズ、僕はハムだった。めちゃうまである。ただ、パンの固さに口の中がボロボロであった。そこでジュースと同じ値段の白ワインを飲む。めちゃうまである。

カフェを出ると、今度はセーヌ川の対岸に行き、川を下る。途中でパリ第三大学に接近しつつ、ガイドブックに載っているポストカードの店にいく。ただの文具屋だった。雑誌がものすごくたくさんあった。その前にちょっとした雑貨屋で面白い小物を買った。しかし高かったなあれ。ぼられたわくそ。そこから、パリ学士院をかすめ、ポンデザールを渡り、ルーブル美術館に着く。ガラスのピラミッドの前でたくさん写真をとってから中に入る。他の人もたくさん撮っていた。中に入るにはかなり並んでいたが、ミュージアムパスの人はすいすいだった。人がたくさんいた。一目散にモナリザを目指す。途中ギリシャ彫刻をちょっと見る。途中たくさんの宗教画があり、ウンザリする。どれも似たような構図、登場人物である。いや、本当は違うのだけど、それを見る前提知識や感覚が乏しいのでどれも同じに見えるのである。モナリザは大勢の人に取り囲まれていた。特に見ても感動しなかった。おそらくこれまでに何度もあきるほど見ているからだろう。同様の理由でドラクロワの絵も感動も薄かった。民衆を導く自由の女神は好きな絵だったが、まあ、確認という感じになる。この時点で兄が疲れたと言い始める。帰ることに。ルーブルの地下のお土産屋さんで彼女への服を買う。帰る。

兄は帰ってそうそう寝始める。僕と妹はまだまだ動き足りないといった様子だったので、僕の提案により、パリの郊外にあるヴァンセンヌの城とヴァンセンヌの森を見に行くことにした。

自転車で15分くらいだった。そこから一時間くらいグルグル歩いて見てまわった。細い気と茂みでできた森だった。その中をまっすぐらな道が通っており、そこをランニングする人やサイクリングする人がけっこういた。そして、また自転車に乗って帰ってきた。帰るころには9時をすぎており、スーパーがしまっていたため、また兄がまだお腹が減っていないため、近くのケバブ屋さんでケバブなどを買い、テイクアウトしてホテルで食べた。これがパリのジャンクフードなのだろう。うまかったが、身体に悪そうだ。これで今日はおしまい。妹に対するイライラが蓄積されてきている。

 

 

フランス3日目


昨日と同様に起きたのは7時である。そこからウダウダしつつ、八時半くらいに朝ごはんを食べに行く。まずは、固いパンとチーズとハムを合わせるという王道から攻める。しかして、つぎに食べたことがないのを食べてみる。 ゆで卵、想像通りの味。オレンジジュースにオレンジが浮かんでる汁を飲む。想像通りの味。イチジクの干したの、よくわからん細い実の干したの、そんなうまくない。終わり。

食事の後は、普段よりダラダラゴロゴロして、出発は11時過ぎになった。バスでバスティーユまでいき、そこから通り沿いの市を物色しつつ、バスティーユ広場を通り、マレ地区のUNIQLOへ向かう。市ではマルセイユ石鹸を買った。ほかに彼女のためのiPhoneケースも買うか迷ったが、いいのがないのでやめた。なんか彼女へのお土産ばかり探してる。

UNIQLOは凄まじかった。凄まじくシャレオツである。店は吹き抜けで天井が高く、基本的にガラス張り、中央には煙突があり、それが天に向かってそびえたっている。昔は金細工の工房らしかった。地下にそのような展示物がある。兄がウルトラライトダウンを購入した。そこから歩いて、そして地下鉄でオペラ座に出る。どうもパリの人はタバコをよく吸う。店員が店の軒先がスパスパ、道ゆく人がスパスパ、カフェの隣の人がスパスパ。パリは全面的に禁煙らしいが、喫煙者天国である。

さて、オペラ座である。せっかくなので中を見学する。壮麗、荘厳だった。ピカピカである。お土産屋さんで売ってた良い感じのステッキが4万した。いつか欲しい。

オペラ座の後は、妹のオススメのステーショナリーのお店、ただの土産屋により、自転車でコンコルド広場をとおり、橋を渡り、オルセー美術館の前までいく。近くのカフェで昼ごはんを食べる。クレープだ。僕と妹は卵と何かのハンバーグ。あんまりうまくなかった。兄は3種のチーズが入ったクレープ。チーズはうまかったが、それだけでは物足りなかった。しかし、二人とも満足したようだ。その後、オルセーは21時までやっているので、先にオランジェリーに行く。睡蓮などは美しかったが、ほかの現代的な絵画は、ピカソマチスなどは意味不明だった、いったいどこが素晴らしいのか。理解不能である。いったい誰があれを見れるのか。展示を見ながらそんなことばかり考えていた。ルノアールなど、印象派などは美しいが、キュビズムなどは気持ち悪いだけだし、どこに価値があるのか。

6時、閉館時間までいて、そこからオルセーへ。9時までみる。オルセー美術館は昔の駅舎を改造してあり、かなり凝った作りで、かなり複雑で、面白かった。しかし、広く、巡るのが大変だった。何枚か面白いのをみつけた。近代的な宗教画は魂がこもっていて、つまり、感情がこもっていて、とてもよかった。あとLE BALLOONという作品があった。確かにシルエットは気球だ。

9時になり、ポストカードを買って、帰った。ナシオン駅からホテルまでの間の商店で冷凍ピザとチョコアイスを買って夕ご飯とした。また初日に買ったワインとチーズのお菓子も食べた。

妹に対してイライラしてきた。歩くときにぶつかってくるのはわざとだとわかり、ブチ切れそうになった。また、妹はボディタッチが多い。例え妹といえど、そんな仲じゃないし、触らないで欲しい。特に、他人のカメラに写り込む可能性があるとき、服を引っ張るとか、寒い時に腕をつかむとか。

明日は別行動にした。兄には犠牲になってもらった。